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1ファンが勝手に語る伊東たけしサックスセッティング遍歴 その4

2017/ 02/ 07
                 
フルクラです。
4回にも渡って語ってきた伊東たけし氏のセッティング考察。
今回で最終回です。
振り返ってみると、結構細かく分類していましたねぇ。
始めはここまで多いとは思ってませんでしたが、これを機にこの時期のサウンドは
このセッティングなのか。と参考にでもなれば幸いです。

では始める前に、実は紹介し忘れていたセッティングがありました。
といっても、メインのセッティングではなく、本当に一時期の使用だったり
もしくは噂レベルのものだったりするだったからですね。
一応完全版を意識してますので、ここでまとめて紹介しておきます。

まずは2000年復帰前後ですが、80年代とは別個体のSA80Ⅱを
使っていました。
無論GPですね。
top_2-thumb-650xauto-32030.jpg 
この画像もSA80ⅡのGP(ネックの彫刻で確認)ですが、
前述の個体と同じかは不明です。
ちなみにリガチャーは旧セルマー純正のGPですね。
珍しいセッティングですね。

この個体は最後のソロ活動期のアルバム
Turn Overのレコーディングのみで使われたらしく、
その後すぐに売却されたとのこと。
なのでほぼ新品同様ですね。しかもプロの実質選定品ですから、
これを買えた人はラッキーですね。


そして次は2008年。
こちらは楽器ではなくリードの話ですね。
普段伊東氏はV16やラボズなど、アンファイルドカットのリードを
使っていますが、
この年のソロアルバム、Mellow Madnessでは
青箱こと、バンドレン・トラディショナルを使っていたようです。
固さは不明ですが、デュコフと合わせた所を見るとさしずめ2 1/2と
言ったところでしょうか。
3は恐らくマウスピースとの組み合わせ的に重すぎます。
いくら伊東氏でもかなり厳しいでしょう。
そもそも、同じ2 1/2でもV16の方が薄いですから。

ちなみにこのリードにはExt処理と呼ばれる特殊加工が
されており、普通のリードよりよく鳴るようになっているようです。


確かにいつも比べて音が太めでマイルドなような・・・

少数ですがこのようにデュコフに青箱の組み合わせの人達も
いるそうです。かくいう私も一時期デュコフではないですが
セオワニに青箱を合わせていたことがあります。
意外と吹きやすく、音も痩せにくい上ダイナミクスもつけやすいので
いいといえばいいのですが、私には余りにも重くてすぐ口がバテてしまい
すぐにろくに吹けなくなるので辞めてしまいました。
かなりパワーある人向けのセッティングだと思います。

後、スクエアとしてデビューする前にマーク7を使っていたとか、
一時期普通のシリーズ3を使っていたとか、
色々な噂があります。これらに関しては詳細がないので
紹介できません。申し訳ない。


さて本編に戻りましょう。
いよいよ今回は2014~現在までのセッティングを見ていきます。

まずは2014年。
前回、SAXZで伊東たけしシグネチャーを制作してもらったものの、
2013年にはデュコフに戻した伊東氏。
元々デュコフは一時的な代用だったのか、すぐにマウスピースを
変えました。

本体...H.Selmer Serie3 Sterling Silver Jubille
マウスピース...セオワニ KALI 7(8?)
リガチャー...旧セルマー純正(GP?)
リード...バンドレン V16(特注)

セオワニはここ数年で多くのプロに絶賛されてるマウスピースですね。
元々リフェイス職人のセオワニ氏が数々のリフェイス経験を基に
理想のマウスピースを作ろうというので作られた経緯があります。
特徴としてはバッフルによって複数のバリエーションがあり、
全体的に音は太めでなめらか、ですが素材がブラスらしく、
どこかカラッとした雰囲気もある感じ。
非常にレスポンスを良くしたオットーリンクみたいな感じだと
私は思います。
リガチャーは基本一体型で全体的な雰囲気も装飾がついていたりと唯一無二。
個性的なマウスピースですね。

伊東氏が使っているKALIは複数あるバリエーションの中でも
最も鋭い音の出るハイバッフルマウスピースです。
私も持っていますが、中音域は非常に安定し、逆に高音域は独特の雰囲気
を持つ、音域によって性格が変わる不思議なマウスピースです。
しかし反応も早く、おまけに暴れる感じの音も出せるので、
伊東氏は気に入ったのではないでしょうか。

ちなみに、マウスピースが変わった際雑誌に特集されたそうですが、
その際間違ってKALIではなく一つバッフルの低いDURGAと紹介された
らしいです。私もその情報を噂に聞き、一年発起してDURGAを買った経緯が
ありますwでも私は現在もメインはDURGAです。
DURGAの方が幾分マイルドですが、その分味と深みのある音を出せるので
お気に入りです。好みの世界ですね。

WikipediaでKALI 7と書いているので今回は合わせています。
でも伊東氏のこれまでの経験的に8でもおかしくはないですね。
KALIは現在廃盤になっており、DURGAが実質的な後継となっているようです。
設計的にそもそも似通っている二つなので、設計をミックスでも
したのかもしれませんね。ですので現在は中古のみです。

この時期は一体型リガチャーではなくあえてセルマー純正を使っていたようです。
なぜかは分かりませんが、感覚的にリガチャーを後ろにしたかったのでしょうか。


このセッティングの時の演奏。
これまでと違いマウスピースが金色に輝いてます。


さて、ライブではこのセッティングが主でしたが、アルバムなどでは
時折デュコフも使っていたようです。
この二つ、似ているようで結構キャラクターが違うので
使い分けてたのでしょうか。
個人的には、バラードなどゆったり目な曲はセオワニ、
早めのキレのいい曲はデュコフがいいと思います。


そして、ついに現在のセッティングです。
といっても前述のセッティングからほとんど変わっていません。

本体...H.Selmer Serie3 Sterling Silver Jubille
マウスピース...セオワニ KALI 7(8?)
リガチャー...セオワニ付属(GP)
リード...バンドレン V16(特注)

セオワニの一体化リガチャーになりました。
これが2015~2017年現在のセッティングです。



総銀の本体に真鍮のマウスピースになったことで、
全体的に丁度いいバランスの音がします。
しかし、還暦を過ぎてもなおこのセッティングで吹ける伊東氏は
脅威の体力ですね。
私もこうありたいものです。



さて、いかがでしたでしょうか。
1978年~2017年の伊東たけし氏のセッティング考察はこれで
以上です。

こう振り返ってみると、どんなにセッティングが変わっても根本は
やはりその人自身なのだと思い知らされます。
私もこうしてセッティングを一生懸命調べていますが、
どんなにセッティングを近づけても、伊東たけし氏には
到底及びません。

ですが練習をし、なおかつセッティングを適切に組むと
必ずどこかで「あ、今の音いいかも」と思える時があります。
それが増えたら幸せですね。

セッティングに依存しすぎても駄目ですし、
セッティングを疎かにしすぎても自分の理想の音は出せないと思います。

セッティングを変えるということは、気分を変えるとか自分のサウンドを
良くしたいとか色々目的があります。
もちろん、「憧れのあの人の音色みたいになりたい」というのも
立派な理由です。
そんな人たちにとって、この記事が少しでも参考になれば幸いです。

ではでは、また次回お会いしましょう。
セッティングは終わりましたが、まだ足りないものがあるので。




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コメント

        

イトタケファンとして1〜4、番外編まで大変参考になりました
ありがとうございます!
どういたしまして!

私も同様,伊東さんのファンとして少しでもお役に立てたようでなによりです。
        
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