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1ファンが勝手に語る伊東たけしサックスセッティング遍歴 その2

2017/ 02/ 03
                 
どうもフルクラです。
今回も前回の続きとして、伊東たけし氏のセッティングを
一個人の勝手な意見で語りたいと思います。

前回、マーク6からSA80に変わった話をしましたが、
それと同時期に実はリードも変わりました。

本体...A.Selmer SA80GP
マウスピース...デュコフD8(初期)
リガチャー...ハリソンハーツオリジナルGP
リード...バンドレンV16 2 1/2(?)特注

リードがラボズからバンドレンのV16になりました。
なんでもラボズの葦の生育が悪く、イイリードがなかったためだそうです。
V16の最後のハテナは、サンボーンがたしか2 1/2ため合わせましたが、
いまいち確証が持てないのでハテナにしておきます。
このころからバンドレンとエンドースしたのか特注で専用のを
作ってもらってるそうです。

ラボズとV16のサウンドの違いですが、
ラボズが広くバリバリと鳴るのに対して、V16は一本の芯を持ちその周辺が鳴る
感じになります。レンジでいうとラボズのがいいですが、
音の伝達性、存在感はV16と言ったところでしょうか。
SA80GPが結構似たキャラクターなので、V16になってから更にパワフルで
ゴツい音色になりましたね。(伊東さんも並行してガチムチに...w)
T-SQUAREのアルバムで言うとWAVE,NATURALがこのセッティングですね。


上記のセッティング。1989年。曲は伊東時代の難関曲Big City

ここらへんで時代はまさにT-SQUARE=伊東たけしの図式が成り立った感じ
でした。このまま順風満帆に...
とはいきませんでした。

ここでまさかの伊東たけし氏、スクエアを脱退してしまうのです。

1990年の話です。
実はかねてから海外進出をしたいと思っていた伊東氏。
その思いはスクエア所属時に出していたソロアルバムに如実に出ていました。
特にちょうどこの時期出していたソロアルバム「T.K.」では
なんと大半が英語のボーカル曲と、もう海外に出たくて仕方がない感じ
でした。
ちなみにスクエア脱退をリーダーである安藤まさひろ氏に
まさかの蕎麦屋で告白したそうですが、
返事は意外にもあっさりしたものだったらしく、
「俺のことそんなに思ってないのか・・・」
とすこしがっかりしたそうです。

とはいえ、これまでスクエアでフロントを張っていた伊東氏の脱退は
ファンにとてつもないショックを与えたのは言うまでもありません。


で、ついにソロとして活動を始めた伊東氏。
まるで過去を拭い去るように楽器のセッティングを一新してしまいます。
それが以下のセッティング。
アルバムとしてはVISIONS,T.K.LA,GROOVE ISLAND(?)

本体...A.Selmer Mark6(シリアル14万台)
マウスピース...デュコフD8(初期、ジョン・パーセル氏チューン)
リガチャー...ハリソンハーツオリジナルGP
リード...バンドレンV16特注

まわりにまわって戻った感のあるMark6。ですが前回のMark6とは
違い、映像を見る限り通常のラッカーのようですね。
シリアルをあえて書いたのは知る人ぞ知るものだから。
というのも、アメセルマーク6のシリアル14万台は
デイヴィッド・サンボーンナンバーと呼ばれる名器とされており、
サンボーンが使い始めてから一躍ジャズ界で人気となった機種です。
なんでも音の傾向が最も優れているとか操作性が最高だとか・・・
現在はヴィンテージ楽器の中でも最も高値で取引されており、
状態によっては200万とかいうのもあります。

更にマウスピースの欄の名前、ジョンパーセル氏。
この方は90年代よりサンボーンの楽器のメンテ全般をしている方らしく、
サンボーンのデュコフの調整もしている方ですね。
この方のデュコフ、そしてサンボーンナンバー14万台のアメセルマーク6...
確実にサンボーンを意識したセッティングといえるでしょう。
まるで己の海外進出を形にしたような意欲を感じます。

現にこのころ出たソロアルバムも非常に都会的で、いかにもNY,LA的な雰囲気を
感じます。(スクエア時代とは雰囲気がまったく違います)
というかT.K.LAとかほぼそのままですねw
伊東たけし氏のソロ時代のアルバムはとてもいいアルバムばかりで、
なおかつバラエティに富んだラインナップなのですが、
惜しむべきは現在すべてが廃盤であるという事。
(レーベルの関係でしょうか)
ブックオフとかでたまーに売ってますので、見つけたらぜひ買ってください。
非常にいいですよ。


この時期にはサンボーンの曲をアレンジして吹いていたようで、
バックのメンバーもかつてサンボーンと共にした人たちで構成していた
時期もあります。


サンボーンの曲であるTinTin、バックも非常に豪華。
このテイクを聴くとほとんどサンボーンに聴こえますね。


このセッティングは脱退直後の1991年から1993~1994年まで使われ、
その後色々思うところがあったのか1995年には
下記のスクエア脱退前のセッティングに戻ります。
(伊東氏は雑誌のインタビューで「ヴィンテージはその時代の音が出るけど、
却ってそれに支配されてしまう気がした。」と言っていたので、そのためかも)
この時期のアルバムはT.K.COVERS,T.K.BREEZE,SCARE HEADLINE,
LOVE,Double Circle

本体...A.Selmer SA80GP
マウスピース...デュコフD8(初期)
リガチャー...ハリソンハーツオリジナルGP
リード...バンドレンV16 特注

1995年から2000年まで、ほとんどこのセッティングだったようです。
余談ですが、この時期はスキー場とかでスキーウェアを着ながら演奏してる
映像もあり、見てて寒そうなのとマウスピース周りがくっつきそうで恐ろしいです。


この時期は映像自体が希少ですね。ネット時代ありがたや。


順調にソロ活動を重ねていた伊東氏ですが、
スクエアと完全に関係を断っていたかというと、実はそうでもなく
1993年にライブで、更に前述のT.K.BREEZEにて安藤氏と仕事を
していますね。
そして1998年、スクエアファンにとっては伝説の野音で遊ぶ98で
久しぶりにスクエアとして復帰しています。
同時期にはT-SQUAREのアルバムGravityのボーナストラックで
かつてのメンバー同様、レコーディングにも参加してました。

そして新世紀である21世紀が始まった2001年(決してエヴァではない)
伊東氏にとってまた転機が訪れます。

なんと偶然犬の散歩中の安藤まさひろ氏と会う。
そしてその流れでスクエア復帰!(?)

まさかの復帰です。
ちなみに上以外にもいろいろあったとは思います。

というのも、ここで少し伊東氏が抜けた後のスクエアの話を。
伊東氏脱退後、スクエアの新フロントマンとして
本田雅人氏が加入しました。
そのテクニカルなサックス、EWI。そして音大主席ならではの
教養も手伝いクラシック、ジャズ問わず様々なジャンルに果敢に
挑戦したスクエアでしたが、
その本田氏とかねてからのヒットメーカーであったキーボードの
和泉宏隆氏が1997年に脱退。
後継としてサックスにEWI界のお兄さんこと宮崎隆睦氏と
キーボードに難波正司氏を迎えますが、一年で難波氏は離脱。
その後新たにキーボードとして松本圭司氏を迎えましたが
路線で相当迷ったようで、2000年頃にはバンドは実質空中分解寸前
だったようです。
発端は安藤まさひろ氏がスクエアを辞めたい旨を伝えたためだそうですが、
その後色々あり、結果としてスクエアは実質解散、
安藤氏が一人になった時に丁度伊東氏と会い、
二人のユニットとしてスクエアの旗揚げとなりました。

で、話は戻りますがその頃の伊東氏セッティングです。

本体...A.Selmer SA80GP
マウスピース...デュコフD8(初期)(デュコフX8)
リガチャー...バンドレンオプティマムソプラノ用
(ハリソン復刻(?),BGソプラノGP(?))
リード...バンドレンV16 特注(ラボズMH(?))

このころはセッティングをジャンルごとに分けていた可能性があります。
でなくても相当迷っていたみたいですね。
デュコフX8とは件のT.K.HomePage曰く
新型デュコフのプロトタイプ。たしかにデュコフは複数の
ラインナップがあり、P8とかラバーのデュコフとか色々ありました。
これもそれのひとつなのでしょうが、そこまで情報が無いあたり
結局プロトタイプのみ制作されその後何らかの理由でおじゃんに。
といったところでしょうか。

ハリソンハーツのオリジナルが丁度このころ廃盤となったようで、
温存を考えてか2001~2002年はバンドレンオプティマムを使うことが
多かったようです。映像でも結構みかけますね。
バンドレンオプティマムにデュコフ用というのは存在しないので、
恐らくソプラノ用を転用していると思われます。
ユニット期のスクエアは伊東氏がスランプになり、映像を見ても本調子で
ない所が散見しますが、音に深みと味が増しており、10年の空白を埋めるかのような
安藤氏とのかけあいが見られるのは非常に見てて楽しいですね。


復帰直後の映像。映像ではハリソンのようですね。

さて、様々な境遇を経て最終的にスクエアに戻ってきた
伊東氏ですが、またセッティングに更なる変化が訪れます。

では、今回はここまで、また次回お会いしましょう。
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