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1ファンが勝手に語る伊東たけしサックスセッティング遍歴 その1

2017/ 02/ 01
                 
フルクラです。
ブログを再開したものの毎度のごとくネタがありません。
ですが、この前久しぶりにコメントを頂きまして、これは良い機会だと思いましたので
私がここ数年で色々調べた、私の尊敬する日本のサックス奏者、伊東たけし氏のサックス遍歴に
ついて1ファンとして色々語りたいと思います。

まず伊東たけしとは誰ぞ?という人向けの簡単な説明。
伊東たけし氏は日本のサックス、ウインドシンセ、フルート奏者でして、
現在はT-SQUAREというバンドに所属してます。
T-SQUAREではフロント(歌物だとボーカル)の立ち位置にいまして、
1978年にTHE SQUARE(T-SQUAREの旧名)がデビューした時のオリジナルメンバーです。
(1990~2000までソロ活動のためT-SQUAREを脱退していた)
F1のテーマでお馴染みの「TRUTH」ではメロディ楽器である
リリコン(通称電気笛)を吹いていた人で、
意外な所だとキューピーの3分クッキングのテーマを吹いていたりします。

現在の伊東たけし氏(中央のがたいいい人、もってる白い楽器は電気笛ことEWI1000)

サックスの演奏スタイルとしては非常にパワフルでなおかつ人間味あふれる音です。
かのデヴィッド・サンボーンがスタイルの元となったようで、
セッティングも実は近いです。
フレーズのなかにも時折サンボーンや、
サックスを始めるきっかけとなった渡辺貞夫氏の
要素を見ることができます。
渡辺貞夫氏とは歳をとるごとに見た目も少し似てきており、
伊東たけし氏は貞夫氏のモノマネ
が得意らしいです。

さて、話が少し脱線しましたが今回はサックスの話なので、ここから伊東たけし氏のサックス
のセッティング遍歴について語っていきます。

実はこの話題は本来私が出る幕でもなく、 かつてこのT.K.HomePage!にて
ほぼまとめられているのですが、 
今回はリンク先にない2000年以降の紹介と、個人的に調べた情報に基づき書きます。 
なお、あくまで一個人の予想が大部分ですので、間違っていてもあしからず。
 (楽器のシリアルナンバーとかも分からないので載せません)
 あくまでひとつの参考のつもりですので。そこのところよろしくです。

 ではいきましょう。
まずはデビューからSPORTSまで
本体...A.Selmer Mark6 GP
マウスピース...デュコフD8(初期の鉛入り)
リガチャー...ハリソンハーツオリジナル(GP)
リード...ラボーズMH

伊東たけし氏の初期のセッティングで人によっては今より好きという人も
いるという時代のセッティングです。
ある記事で伊東さんは「高校時代に当時習っていた先生に選定してもらった
マーク6が最初のセルマー」と言っていますが、
それがこのマーク6かどうかは不明です。

この頃はパワーというよりはスマートで小回りとキレがあるサウンドですね。
手数も今より多めで、音色はどことなくマイルドで角が立ってない感じですね。
デュコフの初期モデルというのは鉛がマウスピースの成分として含まれており、
吹くと寿命が縮むとか鉛中毒になるとか言われる曰くつきのものです。
サンボーンをして「命を削って吹くマウスピース」。
ですがそのメロウで味のある音は現行のデュコフには確かに無く、
現在もそこそこの値段で取引されております。
あ、現行デュコフにはもちろん鉛は含まれてないので安心してください。

1984年頃の映像。上記のセッティング・・・のはず。
余談ですがこのころ伊東たけし氏はサントリーホワイトのCMに
出演していました。
この時の肩書は「リリコン奏者」。理由として、サックス奏者だと
同時期に出ていた渡辺貞夫氏とかぶるためだったとか。


貞夫氏の同時期のCMならばコーラかブラバスか・・・


で、しばらくはこのセッティングだったみたいですが、
その後長い間トレードマークともなるSA80と出会います。
使用期間は1985~1990,1995~2003。
本体...A.Selmer Super Action 80 GP
マウスピース...デュコフD8(初期の鉛入り)
リガチャー...ハリソンハーツオリジナル(GP)
リード...ラボーズMH

あれ?SA80にアメセルなんてあったっけ?と疑問に思った方、いい質問です。
たしかにセルマーの一般的認識として、アメセル(フランスの本社から
パーツだけもらいアメリカで組み立てたセルマー楽器の総称、
ジャズ界においてはこちらの方がフランス製より人気)
はマーク7までとなっています。
ですが、ある一部の噂によると、SA80のごく初期にもアメセルが存在したとされています。

そして伊東たけし氏が使用したこのSA80GPは渡辺貞夫氏曰く、
「セルマーでこれまでGPを手掛けていた職人が、歳なので引退すると言って作った最後の2本」
の片割れであります。
この職人が果たしてアメセルを作った職人かどうかは不明確ですが、
これまた貞夫氏は雑誌で「アメセルMark6~SA80のGPはその後のGPとは全然違う」
という趣旨のコメントをしていることから、
暫定的にアメセルとしています。

音質はマーク6よりも芯と太さがあり、
ジャリっとした感じのいかにも伊東たけし氏の
イメージにぴったりな感じで、
現に伊東氏は2004年にシリーズ3スターリングシルバーに
変えるまでずっと使い続けていました。
ちなみにこのSA80、伊東氏が使われた後売りに出されたらしく、
そのお値段なんと150万円!
(だった気がする)。まあ、正直どうなの?とは思いますがきっと地球上のどこかに
そのSA80を持ってる人がいるかと思うとワクワクしますね。

SA80導入初期の映像1987年ぐらい

で、この時期このSA80の陰に隠れていたサックスが実はあるのです。
それがこれ。
本体...H.Selmer SA80Ⅱ GP(初期型シリーズ2)
マウスピース以下同じ

この楽器が使われたのは恐らく1988年のそれもRoxyの頃のみ。
輸入元のノナカかどこかにとりあえず新しいの来たから試さない?的なノリでの
使用だったのか、非常に短期の使用でした。

音質はGPのかけ方(SA80までは下地銀メッキ→金メッキだったのが金メッキのみに)
の影響かSA80よりも軽やかで華やかな音です。ですが一方でSA80GPにあった
存在感は薄れていますね。(好みの範囲といえばそうですが)
初期型とかいているのはSA80Ⅱは今現在も仕様が変えて作られているロングセラー
製品であり、一言SA80Ⅱといっても初期から最新のジュビリーまで、
たくさんの仕様があるからです。

初期型の特徴として、Low Cキー周辺の形状がSA80と同じ、
ネックのオクターブキーの形状がマーク7寄りと、
当初はSA80を値上げするために少し仕様を変えて再販売したと
言われるほどSA80と似た仕様です。
(大きな違いはHigh Fの変指キーが変わったくらい)
その後前述の仕様を含め少しずつメカニズムが変わったり簡略化されたりして、
今は同じSA80Ⅱでもまったく違う楽器となったわけです。

さて、話がそれましたが、
この時期の伊東さんの音色も実は好きだったりします。
SA80と比べて華やかでなおかつ柔らかく、
伸びやかな感じは非常にいい印象です。
メンバーもRoxyの時は色々あったらしく、
却ってそれがいい影響になった気がします。
その動画をあげておきます。



では今回はひとまずこの辺で、次回は1989年から
ソロ時代のあたりを取り上げたいと思います。
それでは、また会おうねぇ!
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